白内障の手術(両目の日帰り手術)を受けてから発症若しくは発覚した病状の経緯等を順次書き込んでいきます。
このページは病状が変化するたびに更新されるページになります。
片目づつの日帰り手術を受けた後2ヶ月位は順調に経過しておりました。
① 網膜裂孔(もうまくれっこう)発症
ところが、2ヶ月目の検診を受ける前日の夜から片目の視界に「糸くず」の様なものが現れたのです。
少しづつ見えて来たのではなく、突然に現れました。
最初は目に何か入ったのか? と思う程度で目薬をさしたりしましたが変化なしで目の中(というより視界の中)でユラユラと動いています。痛みとかかゆみとかも無いのですが、ただ邪魔なだけです。
翌日に検診を控えていた事もあり、明日医師に聞いてみようと思いその日はそのまま就寝しました。
翌日の検診で、「視界に糸くず状のものが見える」と説明して診断を受けましたが
「次回に瞳を開く薬をさして診てみましょう。」となり 1週間後に再度検診となりました。
1週間後の検診。
瞳を開く薬をさしてから30分後くらいに医師が診察。かなり念入りに診ている様子です。
その後医師の口から出た言葉が、「網膜裂孔があります。緊急でレーザー治療を行いますから!」と
再度、瞳を開く目薬を追加してレーザー治療の準備が出来るまで待合室で待つ事になりました。
30分位待ったと思います。
その間、診察待ちだった患者さんを、ある程度区切りのいいあたりまで処置してからレーザー治療室に呼ばれて入室。
点眼麻酔をさして治療開始。施術時間は10分前後と言われていたが、目にレーザーを当てるのはさすがに経験が無いので、勝手な想像ばかりが頭に浮かぶ。
治療が始まると、まぶたを開いた状態でレンズ状のものを眼球にセットされました。
これで瞬きも出来なくなる。
医師の指示の通りに、眼球を向けて固定する事を心がける。
レーザーが照射された瞬間には目の奥がポッとあったかくなる感じがする。
ただ、1回ではなくて数十回続くので あったかいではなく熱くも感じる。
レーザー治療が終了して 再び診察室に移動。(治療した方の視界は全体が赤く見えている。)
医師からの説明は下の画像のような内容でした。(イメージです)
網膜の一部が左側の画像のように裂けてはがれ始めていますので、右の画像のようにはがれた部分の周りをレーザーで処置して固めましたからはがれる心配はありません。
レーザーを照射した部分が癒着して安定するのだそうです。(溶接みたいな感じですね。)
レーザー治療に関しては、手術前に想像していたものより遥かに簡単で痛みも無く終了しました。
その、1週間後に術後の状態を確認するため検診を受けました。
「順調に回復しているので心配は無用です。」 との事。
目薬とかの処方も無く、これで一段落。
※ この治療(レーザー治療)に対する生保の手術給付金は「入院日額の10倍(片目)」でした。
下の写真は、、網膜裂孔に対する保険給付金の内容です。
※この時に保険会社に対してこんな事を聞いてみました。
それは・・・「網膜裂孔のレーザー治療に対する保険請求は一度きりですか??」 と聞いてみました。
保険会社の回答は、「治療から60日以上経過してからの再治療はお支払い対象で御座います。」と言う事でした。つまり、治療から60日過ぎていれば何回治療しても対象になると言う事です。逆に治療から60日以内に何度行っても支払請求はダメと言う事です。
② 飛蚊症(ひぶんしょう)
視界の中に漂う糸くずのようなものが見える現象。
これは、硝子体の中身が加齢とともに変質して最初はジェル状だったものが液体化して粘性が減り 尚且つ、その中にシワ状の気泡の様なものが発生する。
そこが光を変化させてしまうので糸くずのようなものが見えてしまう。
一般的には飛蚊症に対する治療は行わないで様子を見るらしい。
どうしても治療したい人は都内でもレーシック治療等で有名なクリニックでレーザーによる治療を行っているようですが保険適用外なので、片目で30万程度かかるようです。
③ 網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)
手術後約3か月程経過した頃でしょうか・・・
いや、以前からあったのだと思われますが「暗い場所で見え難い症状が顕著に成ってきました。
この白内障手術に関する記事の一番最初に記載した記事の中で暗いところが見えにくい(ロウソクの画像)。
と言うのがこれの様でした。
国指定の難病に指定されているそうで、原因不明で治療方法も確立されていないらしい。
④ 網膜裂孔(もうまくれっこう)2か所目発症
前回の「網膜裂孔レーザー治療」の1か月後位に定期検診を受けた際、極小さな裂孔が見つかったとして
再治療(レーザー治療)を行う事になりました。
前回治療した箇所とは別の場所で大きさも小さいと言う説明でしたが、今の内に処置しておいた方が良いと言う事で治療する事にしました。
治療内容は前回と同じですが時間的には前回の半分以下で済みました。
医師の話では、体質等の関係もあって発症し易い人(眼)があるそうです。
強度の近視の人間は、網膜が薄いとか表現しているお医者様もいるようです。
言われてみれば、もう片方の目は手術後は何ともありませんからね。
自分でわかる症状は、薄暗い場所でまばたきすると、一瞬ですが稲妻のような光が見える時がありました。
その事を医師に伝えると、顔色を変えて、即検査となった次第です。
こう言っているうちに、無事だったもう片方の眼も網膜裂孔を発症してしまいました。
白内障手術から半年以上経過してからの発症です。
視力自体には影響は無かったようですが、これから先 また発症するのか? と不安が募ります。
⑤ 補色を強く感じるようになって来た。
※ 補色とは色相環で正反対に位置する色の事です。
例えば、 ★★赤★★ の補色は ★★青緑★★ ★★黄色★★ の補色は ★★青紫★★ のように。
特に天気のいい外でハッキリ現れるようになりました。
これが、手術に起因するものなのかは断定できません。